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頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニア物語

頚椎椎間板ヘルニア物語
私は21歳の頃に首を痛めました。
頚椎椎間板ヘルニアを経験した事が、私自身の大きな成長に繋がることになりました。
整形外科クリニックに勤め、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎椎間板症、ストレートネックなど首に悩みを抱える方に、よく共感する事ができました。
私は長い間、首の症状に悩んでいたため、首以外の身体のどこかに悩んでいる方の気持ちもわかると思います。
これからは同じように悩んでいる方に、少しでも役立ちたいと思います。
それでは私の頚椎椎間板ヘルニア物語をご覧ください。笑

目次

きっかけ

それはリハビリの専門学校に通っている時でした。
リハビリについての勉強の合間に、友人たちと懸垂を何回できるか、器具を使って勝負していました。
懸垂に自信があった私は、勢いよく始めようとしました。
その時です…
グキッッッ!!!!!!!!!!!!
身体の中から猛烈に込み上げる緊張感
周りから聞こえる笑い声
友人が笑えば笑うほど、私も笑ってしまう。
笑えば笑うほど痛みが強まる。
最悪のループでした。
今ならなぜ、懸垂で首を痛めてしまったのかわかります。

病院受診

首を痛めた私はすぐにタクシーで病院に向かいました。
さすがリハビリの学校です。
頚椎カラーという装具があり、病院まで固定して向かいました。
個人の感想ですが、
「固定をしようが痛いものは痛い…」
移動中の揺れは特に最悪でした。
いざ、病院に到着して診察室へ行きます。
痛みにもがく私と冷静に診察する医師。
これにギャップを感じたのは今でも覚えています。(良い悪いの話ではなく)
「僧帽筋上部線維の問題ですね」
頚椎椎間板ヘルニアとは診断されませんでしたが、どうやら首の筋肉の問題のようでした。
医師から筋弛緩剤と痛み止めを処方され、病院を後にしました。

病院受診後の経過

服薬を続けた私は少しずつ身体が楽になりました。
その後、リハビリの学校を卒業した私は理学療法士として病院に勤務しました。
毎日、リハビリに加えて行うことは、患者さんの車椅子への移乗動作です。
介助が必要な方々をリハビリしていた私には、この動作が毎日のようにありました。
移乗動作のたびに、首に違和感を感じます。
そうです、私は数年経過しても首の不調や不安は取りきれていなかったのです。

原因は首になかった?

首に不調や不安を抱えながら働いていた私は、
理学療法士の友人から紹介されて別の整形外科へ行きました。
そこでストレートネックであることを医師から話され、
リハビリを受けていくよう勧められました。
理学療法士として新米だった私は、まさか自分がリハビリを受けるとは思いませんでした。
しかし、この経験が大変勉強になりました。
「首が痛いからといっても首に原因があるわけではなく、
首が動かざるを得ない状況にしている他の部位に原因がある。」
そう教えていただき、運動することになりました。
その頃の私は首ばかりに意識が向いていたため、とても新鮮な情報でした。

身体の癖と習慣

私はリハビリを続け、どんどんと自分の身体が楽になっていくのを感じました。
運動はもともと好きでしたが、ストレッチなどの柔軟体操は苦手で、非常に身体が硬かったのです。
立って床に手を伸ばせば、スネの半分ほどしか届かないほどの硬さ…今では信じてもらえません。笑
ひどく丸まった猫背、寝たまんまの骨盤など
私の姿勢や身体は非常に偏りが大きかったように思います。
昔から腕の力に頼ってばかりでした。
「もっと楽な身体の使い方があるんだよ」
昔の自分に教えてあげたいです。

自分を変える学び

自分の身体の使い方を変えなければならないと思った私は、
ピラティスインストラクターの資格を取りに行くことを決めました。
受講してみると普段使わない筋肉を襲う筋肉痛…
受講するのを間違えたなと思いながら学びを深めていきました。笑
身体って本当に変わるんですね。
年齢で諦めるのはもったいないと思っています。
20歳を過ぎれば身体は衰えていく傾向にありますが、
私は現在の方が身体は柔らかいですし、調子が良いです。
この時から、自分の身体を変えるのは自分なんだと感じました。

思いがけない結果

ピラティスインストラクターになり、自分の身体を探求している時でした。
グキッッッッッッ!!!
えーーーーー。身体変えるために学んできたにぃぃぃーーーー。泣
いわゆる”V字腹筋”の練習をしていた時です。
首が回らなくなりました。笑
そして、勤め先の整形外科の院長に言われました。
「首のヘルニアだね。山下くん、これ、70代くらいの首だよ!」
ついに頚椎椎間板ヘルニアの診断がつきました。
ショックショックショックでした。
今までのことはなんだったのか。
あれやこれやと学んできたのに。
しかし、これで終わりではありません。
繰り返しました。それから2年くらいの間に3回ほど首が回らなくなったのです。
わかったつもりになっていました。
私は自分の身体の癖をわかったつもりになっていました。
忘れもしません。2018年の年越しを頚椎椎間板ヘルニアと共にするなんて。笑

自分を知るということ

私は2018年の年越し以来、首の問題が再発していません。
それがどうということではなく、私にとってはありがたいことです。
首が痛かった時のことを思い出すと、本当に不自由さに嫌気がさします。
いつもなら気にならないことにも気になったり、自分の余裕が無くなります。
自分の身体を変えようと思ってから、ようやく自分の身体の癖がわかるようになりました。
事故など外傷が原因ではなく、慢性的な悩みであれば、自分の身体を見直すことをオススメします。
これが頚椎椎間板ヘルニアを通して、私が学んだことです。
この経験を生かして、同じように身体の悩みを抱えている方のお役に立てるよう努めていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

カラダとこころのフィットネス 運動サロン
代表 山下 翔平

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